[僕みたいなの]最近聴いてたCD20130520[タイプ?タイプ?タイプ?]

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われわれホンダレディの新曲「叱られたい」のMVが完成しました。

HONDALADY - 叱られたい

俺は曲を作る・歌うことで、いろんな人の過去の経験をライブ会場で現在の体験として共有するためのツールになればいいなぁと思っていて。そういう意味では本当にうまいことアウトプットできたなぁ、と思っている曲です。
それをいつもいち早く理解して反芻して吐き出すホンダレディ第3の男こと木津監督の映像も、彼のワークスの最高峰といっても過言でもない会心の出来。日本中の寂しがりダーティサーティの心に一人でも多く届けば本望です。




Vampire Weekend - Modern Vampires Of The City
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今年はフジにも出演するVWの新作。

前作「コントラ」は非常にエレガントでほっこりするアルバムだったけど、いかんせん地球にやさしすぎてちょっと物足りなかった。その点今作は緩急豊かでダイナミズムあふれたムードが「A-punk」のころのようで楽しすぎる。

このアルバムはメロディもリズムもハーモニーも、先人たちが作り出した音楽のへ敬意も、現代のDTM技術に対する挑戦も、楽しさも悲しさもすべてを呑みこんだ上で、可能な限りシンプルな形でポジティブな音楽として吐き出している。そしてそういう音楽が世界中で高い支持を受けている。ある意味世界一祝福されている音楽なんじゃないかなぁ、と思う。



Beach Fossils - Clash The Truth
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1stリリースしてから、サイドプロジェクトばっかり充実していて最近はぜんぜん表立った活動をしていなかったブルックリンのネオ・ローファイバンドBEACH FOSSILS、ひさびさの新作です。

所属レーベルCaptured Tracksの他のバンド同様、ローファイギターポップのトーン&マナー(というももおかしな言葉だけど)に忠実な、でもちょっとだけヨーロッパのバンドっぽい憂鬱な感覚も併せ持っていて(この憂鬱な感覚というのは、文字にすれば一緒なんだけどUKとUSでは似ているようでまるで違う)なんとも奇妙な感じ。気温も上がるけど爽快感のないこの季節にぴったりのBGMだと思う。



Greeen Linez - Things That Fade
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レイドバック感満載のジャケが気になっていたら「インディダンス+シティポップ」ってPOPに書いてあって、騙されて聴いてみたら本当にシティポップだった。

砂原良徳みたいなニューエイジ・フュージョン・クロスオーバー感に包まれつつも、杉山清貴張りのシティファンク。かと思ってたら808ステイトの"Pacific"みたいな"Cubic Mentality"や、アンディ・ウェザオールっぽいミスト感溢れる曲もあったりして、輝かしい90年代ボーイズ&ガールズ直撃。意外と懐深いな。


Major Lazer - Free The Universe
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ディプロ+スウィッチの売れっ子エレクトロプロデューサー2人による千両役者デジタルレゲエユニットMajor Lazer、満を持してのアルバムです。ケツ揺らしまくりの下衆いダンスホールレゲエやダブステ最右翼Flux Pavilionが参加するプロディジーの1stみたいな瞬間風速を見せる「Jah No Partial」があったかと思えば、ヒット曲「Get Free」やヴァンパイアウィークエンドのエズラが歌う「jessica」みたいな彼岸感漂う郷愁トラックもあったりして、「デジタルレゲエ」の枠組の中でやりたいことをこれでもかと詰め込んだ大作。日本じゃまずヒットチャートに登場しないようなアルバム。

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