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The Garden - Mirror Might Steal Your Charm

米カリフォルニア出身、イケメン双子ネオパンク・デュオ The Gardenの3rdアルバム。レーベルはエピタフ。



西海岸サーフロック起源のオルタナみたいな曲群のなかで、安っぽいシンセとオケヒットを連打しまくる":("、、今年で結成30周年となるグランジゴッドMudhoneyのようなけだるい感じが前面に出た"Voodoo Luck"、Mrバングルみたいな人を食ったような支離滅裂な展開が目まぐるしい"stallion"など、ネオパンク、ポストモダンロックというよりかは「MTRを手に入れた中学生」のような宅録曲が多く、よくもわるくも90'sレイドバック感がある。



演奏は下手くそだしどこまで計算されているのかわからないけれど、統制が取れてスマートすぎる音楽も多い昨今、こういった耳障りでデタラメな音楽の中に垣間見る闇雲な説得力。そういうところも90年代っぽい。

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菅田将暉 - PLAY

いわゆるミュージシャンから俳優にジョブチェンジするパターンではなく、音楽活動をパーマネントに行っていない俳優が、自身がリスペクトするミュージシャンに囲まれ制作されたアルバムが大好きだ。それが俳優としての活動から普段のパーソナリティが見えないタイプだったらなおさら大好物だ。

個人的な2大フェイバリットはスカパラ、森山達也、忌野清志郎、三宅伸治、上田現などが参加した永瀬正敏の"CONEY ISLAND JELLYFISH"と、上田正樹、泉谷しげる、大野克夫、BOROなどが作曲陣に並び、チト河内プロデュースでなぜか全編南仏で録音された根津甚八のレゲエ~ナイヤビンギアルバム"火男"。好きなアルバムはたくさんあるが、ポイントは役者として演じきった上で垣間見れるパーソナリティの「滲み」だと思ってる。



菅田将暉の1st。amazarashi、石崎ひゅーい、忘れらんねえよ、黒猫チェルシー、米津玄師などバラエティに富んだ作曲陣が並ぶ中、全体的に2018年のアルバムと思えないほどのザラザラした無骨さ+情けなさばかりでぜんぜんシュッとしてない。また、映画「火花」の主題歌となった「浅草キッド」のカバーが入っているからかもしれないが、唯一の自身作詞作曲「ゆらゆら」(これがまたいい)やアコギ弾き語りのラスト「茜色の夕日」カバーも含め、全体通して消しきれない昭和臭さ。もっとスマートでコンテンポラリーなタイプの役者かと思ってたのに。悔しい。