[請願書読んだMy Friend] 最近聴いてたCD201203 [本妻すんならあの娘に決めてんだ]

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The Asteroids Galaxy Tour- Out Of Frequency

iPodTouchのCMで注目されたコペンハーゲン出身のThe Asteroids Galaxy Tour、満を持してのアルバム。ちょっとレトロでジャンクな風味もありつつファンキーな感じがThe Go! Teamとか、ちょっと前でいうとJunior Seniorあたりを彷彿とさせる。
それに加えて、見た目といい声といいヴォーカルのMette嬢のなんつーか小生意気な感じがたまらない。レニー・クラヴィッツとやってたころのヴァネッサ・パラディみたいな意地悪だけど憎めない、それでも小憎らしい小娘感とでもいうか。でも、男ってバカだからこういう女性に弱いのよねぇ。。。


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The Black Belles - The Black Belles
Jack Whiteがプロデュースを手掛け、自身が主宰するThird Man Recordsからのリリースとなる黒装束女性4人組、ブラック・ベルズのデビュー・アルバム。ゴスなビジュアルといい、ジャンクでブルージーなサウンド メイキングといい、ゴシック・ミーツ・ガレージパンク的なメロディラインといいThe White Stripes直系、というか女装したジャック・ホワイトがメンバーに紛れ込んでるんじゃないか?って思ってしまうほど直球でかっこいい。でも、男ってバカだからこういう黒装束に鉈持ってる女性に弱いのよねぇ。。。



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根津甚八 - 火男
ダンディーな売れっ子俳優だった根津甚八の、全曲南仏録音による4枚目のアルバムが30年の月日を経て再発。うわさには聞いていたけどこんなにドープなアルバムだったとは。
リリースされた1982年には日本にはほぼまったくレゲエが浸透してなかったようで、当時としてはかなり画期的なアルバムだったというのは、スリリングで洗練された音を聴けば納得。
調べてみたらザ・ハプニングス・フォーのチト河内、フラワートラベリングバンドの石間秀機、クマ原田らがバックを固め、作曲者にも泉谷しげる、BORO、大野克夫なんかが名を連ねている、当時の旬のアーティストによる磐石の人選。
レゲエ・ミーツ・演歌な雰囲気の「上海帰りのリル」や、思いっきり泉谷的世界の「野良犬PartⅡ」みたいに、普通のアーティストだったら消化しきれない曲を平然と演じる感じが、いかにも役者の世界観で構築した(いい意味で)アルバムって感じがする。
こういうアルバムって最近聴かないなぁ。永瀬正敏の「CONEY ISLAND JELLYFISH」あたりが最後かもしれない。



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(((さらうんど))) - (((さらうんど)))
鴨田潤a.k.a.イルリメ+TraksBoysの3人によるユニット。
去年mp3配信された「サマータイマー」を聴いて以来、アルバムが出るのを心待ちにしていたんだけど、これがもう期待のはるか上を行くすばらしい出来。音 もボーカルもコーラスも詞もアートワークもすべて80年代の甘酸っぱさ満載。何も知らなかったらYENレーベルのアーティストの再発にも聞こえるけど、どこを切り取っても2012年に鳴らされるべき音になっているところがす ごい。
それは両アーティストの鳴らしてきた音を聴き続けていれば明白なんだけど、重なることによってよりくっきり際立っている印象。個人的にはこういう音を鳴らしている彼らを見ていると、歯軋りするほどうらやましく思う。