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菅田将暉 - PLAY

いわゆるミュージシャンから俳優にジョブチェンジするパターンではなく、音楽活動をパーマネントに行っていない俳優が、自身がリスペクトするミュージシャンに囲まれ制作されたアルバムが大好きだ。それが俳優としての活動から普段のパーソナリティが見えないタイプだったらなおさら大好物だ。

個人的な2大フェイバリットはスカパラ、森山達也、忌野清志郎、三宅伸治、上田現などが参加した永瀬正敏の"CONEY ISLAND JELLYFISH"と、上田正樹、泉谷しげる、大野克夫、BOROなどが作曲陣に並び、チト河内プロデュースでなぜか全編南仏で録音された根津甚八のレゲエ~ナイヤビンギアルバム"火男"。好きなアルバムはたくさんあるが、ポイントは役者として演じきった上で垣間見れるパーソナリティの「滲み」だと思ってる。



菅田将暉の1st。amazarashi、石崎ひゅーい、忘れらんねえよ、黒猫チェルシー、米津玄師などバラエティに富んだ作曲陣が並ぶ中、全体的に2018年のアルバムと思えないほどのザラザラした無骨さ+情けなさばかりでぜんぜんシュッとしてない。また、映画「火花」の主題歌となった「浅草キッド」のカバーが入っているからかもしれないが、唯一の自身作詞作曲「ゆらゆら」(これがまたいい)やアコギ弾き語りのラスト「茜色の夕日」カバーも含め、全体通して消しきれない昭和臭さ。もっとスマートでコンテンポラリーなタイプの役者かと思ってたのに。悔しい。



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Starcrawler - Starcrawler

ラフトレードが魅了され飛びついたロサンゼルスのニューカマー・スタークローラー。

イギー・ポップとパティ・スミスとヤーヤーヤーズのカレンを足して3で割ったような女ボーカル、アロウ・デ・ワイルドから湧きだすロックのでたらめな説得力。ビートキープもバランスも知ったこっちゃないいびつでストレートなのにスケール感だけはアホみたいにあるギターサウンドはまるでガンズの1stを聴いてるよう。



有名ロックフェスを見渡すとベテランばかり。若手バンドがいても軒並みメロウで伏し目がちなやつらばかり。各音楽誌のチャートにいたってはロックバンド自体がほぼ皆無。そんなロック不遇の現在、リスナーの目をガツンと覚まさせてくれるような骨のあるやつらが久しぶりに登場したのは嬉しい限り。