これ、以前取り上げたことがあるんですが、ろくずっぽレビューらしいことを書かなかったので、リトライ。 1966年発表、説明不要ガチの名盤です。ビートルズ『ラバーソウル』を聴いて刺激を受けたブライアン・ウィルソンがツアーをトンズラして一人で作り上げたサウンドは、甘くてきれいな旋律がぐるぐるまわる内容で、なにより聴いててこの上なく楽しいアルバムです。 まぁ、そんなのはいいんだ。ネット探せばこのアルバムのレビューなんて星の数ほどヒットすると思うし。
世界での売上枚数はこの際まったく無視するとして、市井レベルでのこのアルバムの浸透度ってほんとすごいと思う。たとえば英語圏の国に海外旅行いって、ホテルで現地のテレビとかつけっぱなしにするじゃん。必ずといっていいほど、このアルバムの収録曲を耳にするんだな。それも音楽番組とかじゃなくて、普通のコーンフレークとかのCMで。もう、それがショックでショックで。
子供のころから慣れ親しんでいる曲が、おじいちゃんもおばあちゃんも、もちろんお父さんももお母さんも知っていて、それがこんなに素敵な曲だ、というところに僕は西洋コンプレックスを抱いてます。コンプレックス丸出しの僕は、そういうときに「日本で例えると何だろう?」という自問自答をするんですが、パッと出てこないよ、そんな曲。なんかあるかな?