Gwen Stefani / Love, Angel, Music, Baby

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ノーダウトのグウェン・ステファニー、渾身のソロデビュー作です。

シングル「What You Waiting For」(PVがかっこいい)や、スーパーラヴァーズだエイプだヒステリックグラマーだ「原宿ワード(日本語サンプリングネタ)」が多用されている「Harajuku Girls 」など、どことなく和ネタが多い印象もある作品なんですが、ネリー・フーパー、ファレル・ウィリアムズ、 アウトキャストのアンドレ3000、ドクター・ドレ、ダラス・オースティン、ジャム&ルイス、デペッシュ・モード、ニュー・オーダーなどなど、今が旬のポップミュージック界のトップ・セレブの脇を固めるにふさわしいメンツが、よってたかってグウェンという素材をいじりまくってます。全体的には80s的なアプローチの作風なんですが、トラックに全然負けないキャラクターがコアからマスに一気に上り詰めているようで面白すぎます。「Harajuku Girls」に至っては、和モノと中華モノを混同している屈折した感じがブライアン・フェリーの「tokyo joe」的な、もっと言ってしまうとポリスの「DO DO DO DE DA DA DA」の日本語バージョンのような間抜けな感覚を彷彿させたりしてて、なかなか面白い。いまどきこういうの直球で出来る人なかなかいない。

でもなー、思うんですこれ聴いてると。「Just a girl」「don't speak」のヒットからもう10年近く経ち、満を持してのソロデビュー。んでいろいろ実験しつつ、ここまで純度の高いポップアルバムに仕上がってしまって、これはこの人ノーダウトに戻る理由なんか全然なくなってしまった決定打になってしまったんじゃないかな、と。それはそれでしかるべき道っぽいんだけど。

というわけでコレが今年最後の更新なんですが、事故って休んでた時期を除けば、週1ペースで更新完走。やった!誰も褒めてくれないから自分で褒めます。やれば出来るじゃん俺!僕の浅い知識と根拠のない妄想に付き会って毎回読んでいただいた皆さん、今年一年ありがとうございました。良いお年を。

コメント
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前置きとして。「オオカワさんは世間の盛り上がりの波にいつも半年遅れで乗ってきて大騒ぎしてる。」と言われます。

先日、ラジオで『What You Waiting For?』をたまたま聞いたんですが、やたらこの曲がアタマに残り続けて、寝ても覚めてもグールグルなんでアルバム聞きました。
ごめんなさい。グウェン・ステファニーどころかノー・ダウトもよく知らないもんで、その曲のイメージから勝手にアッパーなロックロックしたアルバムと想像してたんですが、そんな予想とは裏腹に、ポップス全開なとこから、ラップ、R&B方向もあったり、いろんなアプローチ満載で全然飽きない内容がいいですな。
ポップでキャッチー、ちょっと涙ホロリなナンバーが大好きなもんで、#9の『Real Thing』なんかツボ入りまくりだわー、なんて思ってループしまくってたんだけど、この曲が New Order とのコラボレーション曲だったんだね。変に納得してみたり。

それにしてもいまだに『What You Waiting For?』はアタマにこびりついて離れません。TOYロッククイズのときの考え中BGMにも反応しちゃいました。
チクタクチクタク。

オオカワ 2005/05/17 #5358
[レス]
これすごいのよほんと。ほんとよく出来てる。

僕の去年のCDチャート10傑に入ってます。

http://www2.osk.3web.ne.jp/~sanae/scream_2004/index.html

マル 2005/05/17 #5374