少し前の話題ですが、イギリスの名物DJジョン・ピール氏が心臓発作で他界しました。多くの良質なバンドを紹介し続けた氏の姿勢に対して、UKインディーシーンの渦中の人々は全員足向けて眠れない人多いんじゃないでしょうか。ご冥福をお祈りします。
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そんな訃報もあったので氏のラジオ番組でのスタジオライブをコンパイルした「John Peel sessions」のCDを紹介しようと思ったのですが、改めて探してみたら何を紹介していいかわからないくらいいいものがたくさんあって、改めて驚きました。
teenage funclub~pavement~the rutsの怒涛のカバーメドレーで幕を開けるJマスキスもいいし、80年代のグラストンベリーフェスでの録音のニューオーダーもよく聴いたな。ピクシーズやジザメリなんてライブテイクはコレしか聴いたことがないし。
調べてみたら最近のものだけでもこんなにたくさんあるみたいで、ビックリしました。CD音源化されていないものもたくさんあるんですが、今回のこの訃報の影響で、おそらく過去の音源が大量にリリースされると思うので、聴いたことがないものを片っ端から買っていこうと目論んでます。
で、悩んだ挙句今日紹介するのは、Frank BlackとTeenage Fanclubとのコラボレート作。目玉はやはりフランクブラックの自己回顧ソング「the man who plays loud」。からっからに乾きつつ、ボーカルに呼応するように高みに達するノーマンとレイモンドのギターソロが痺れる。なんかフランクもTFCもものすごくラフでナチュラル(TFCにナチュラルなんて言葉使うのも見当違いな感じもするんですが)で、正規盤では聴くことが出来ない肩の力の抜け具合でたまんないです。
BBC John Peel session全タイトル邦盤化を切に願う。