marimari / 耳と目、そしてエコー

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marimari / 耳と目、そしてエコー
No.92-(2002/06/14(金) 20:40)

ナンシー関急逝のニュースをワイドショーで取り上げていた。

司会の小倉智宏は
「僕はナンシーさんに何度かエッセイに取り上げられて、
是非お会いしたいと何度か連絡をとったのだけれど、結局会ってくれなかった。」
みたいな話を、いつになく淡々とコメントしていた。
コメントする表情は、明らかに故人を悼む気もなく、
かといって社交辞令でお茶を濁す平常心もなく、
「ネタにされてムカついてたんだけど死んじゃったからこの憤りを
もうどこにも消化できないじゃんかよ」
みたいな、なんだかTV的にNGな表情に見えた。

別にナンシー関に個人的な思い入れなんて全然ないんだけど、
たぶんこの様子、ナンシー関が見たらネタにしてただろうなぁ、
なんてぼんやり思いながら見てた。死人に口なし、とはよく言ったものだ。
なぁナンシー、やっぱりこいつらなんにもわかっちゃいねーよ。

marimari。
プロデューサーは、公私ともにパートナーだった故佐藤伸冶(フィッシュマンズ)。
サウンドプロダクツには、大々的にフィッシュマンズがフィーチャーされていて、
後期フィッシュマンズ直系のダウンビートに、
ささやくように、でもしっかりと歌うmarimariの声が絡みつく。
特にシングルカットされた「Indian Summer」の冒頭の一節
「マッチでつけた煙草の火は、たった一度だけ花火の匂いがする」
に象徴されるように、言葉の一つ一つに女の怨念に近い情が浮き出ています。

なんかこのままだと、あの輝かしい音楽をそっくり忘れちゃいそうなので、
是非活動再開していてほしい、なんて思った。

Re.1-ノブ(2002/06/15(土) 18:40)>「マリマリ・リズムキラー・マシンガン」で活動してるけど、音はこのアルバムの方が好きだ。めざましテレビでは、「ボクは昔、厳しいことを書かれて......」って、軽部がすげえ落ち込んでた。こちらも故人を悼む感じはなくて、悔しさを滲ませながら。あんな歳で、あんなカッコして、突っ込まれてヘコむなよ! 狂ってるな。なそういや、ナンシーがTVンシーの著作に「死して屍拾う者なし」ってタイトルあったな。
Re.2-ノブ(2002/06/15(土) 18:43)>↑変な風になっちゃった。
Re.3-NOW!(2002/06/23(日) 05:44)>俺は断然軽部&小倉をリスペクトする!マリマリははっきり言って興味ないです。