Pigeon - OUTTANATIONALMemphis IndustriesからリリースされたUKバンドPigeon の1st。Memphis Industriesと言えばThe Go!Team やTokyo Police Clubといったバラエティに富んだクセ強めのバンドが所属している印象だけど、このバンドも例に漏れず陶酔的なアフロビートをベースにクラウトロック、ポストパンク、パンク・ファンクが絡み合う。
Internationalのに対する反義的なユーモアとして「Outtanational」と銘打ったタイトルもニヤリとしてしまう。今1番観たいバンド。

Sonido Gallo Negro - CUMBIAVISION
フリーケンシー強めのシンセとじわじわアガるクンビアの反復ビートとの相性が抜群にいい去年リリースされたシングル「CUMBIA DISCO ENERGY」からアルバムを心待ちにしてたメキシコシティ出身Sonido Gallo Negroの新作。クンビアをベースに1960年代のサイケデリックロックを取り入れたペルー・アマゾン地域発祥のチーチャというジャンルに分類されるんだそう。中南米の気候・文化・生活に密着したクンビアの反復ビートと比べるとどことなく摂取するのが後ろめたくなる黒魔術のような中毒性があって楽しい。
DEVO「Whip it」カバーも、Kraftwerk「The Model」をカバーした前科実績もある彼らならではの遊び心。

Sylvie's Head - Everything Is Free
スウェーデンのSylvie's Head の1st。マイブラの曲名からつけたであろうド直球のバンド名から想像はついていたけど、ストーンローゼス、プライマルスクリーム、シャーラタンズなど曲によっては露骨に引用元が想像できる曲もあるほど90年代マンチェスターを彷彿させるサウンド。当時のアートワークによくあったビデオノイズのようなジャケットも、その辺の兄ちゃんが歌っているかのような仰々しさのかけらもないボーカルも全部当時のムードで最高。
90年代マンチェスター〜ビッグビートなんて多分メンバーの親世代の音楽だけど、90年代の音楽はすべて「若さ」が重要なファクターだと個人的に思っているのでそれで間違ってない。

Lewis OfMan - 50 KWTTS
前作まではもっとシンセポップ主体のSSWのような印象だったけど、今作ではMoney MarkやWAGON CHRIST、最近のアーティストで言えばLouis Coleのようなキッチュなエレクトロファンクサウンドにガラッと様変わりした印象。
カナダのエレクトロヒロインMarie Davidsonとのコラボ"Watch Me"をはじめ、キッチュな中にどことなくDaft Punkに近いスケールでかめのギターリフをぶっ込んでくるのはフランスのアーティスト特有のものなんだろうか。