イタリア発のジプシー・ブラス・バンド最前線、オパクパ。ファンファーレ・チョカリーアとか好きな人なら問答無用でマスト。
おそらく聴き方を間違えていると思うんですが、この手のバンドに僕が求めているのはスカコアバンドのそれといっしょで、「血が沸く」感覚だけだと思っています。
そういう意味でいうと、このアルバムはボーカル曲も豊富にあったりしてバラエティに富んでいるのですが、それが冗長にならず、むしろいいチェンジアップとなっていて楽しい。
いわゆるジプシーブラスにありがちな独特の旋律ではあるんだけれど、ほかのバンドと比べると旋律がちょっとノスタルジックな匂いがします。まるでゲルニカのようだ。そこがまたよい。